ちーちゃんのお絵描き教室
Chi-chan’s Drawing School
Vol.2
(沼津市内浦)
(Vol.1はこちらから)
沼津市内浦にある”ちーちゃんのお絵描き教室”。今日も、放課後の子供たちが続々と集まってきます。
−ちーちゃん自身も子どもの頃、絵を描くのが好きだったのですか?
大好きでしたね。
他のことはさっぱりトンチンカンで、今でもそうなんですけど 笑。
でも、たったひとつ、これだけはあった。
絵が大好きだということ。
それだけで、ここまで生きてこれたとさえ思っているくらいです。
だからね、今の子どもたちの”自殺”の話をきいたりすると、本当に心が痛む。
人生、いろいろ大変なことはあるけれど。でも、なにかひとつでも、子どもの頃に大好きなことを見つけることができたら、それは生きていくうえでとても強い味方になってくれる。
私自身にとっての”絵を描く”ことがそうだったから。本当にそう思うんです。
−ちーちゃんが子供のおえかき教室をはじめて、もう37年目ですよね。どうしてそんなに長いあいだ続けてこられたのですか?
わたしはね、実はこの仕事はやめられないんです 笑。
東京にいた時、ほぼ毎日、四谷にあるイグナチオ教会に通っていました。
そこで、いつも神様の前で「いつか子供たちのために教室をやりたい」とお願いをしていました。
そうしたらあるとき、天井から音楽が突然聞こえたような気がしたんです。隣にいた妹に聞いても「聞こえないよ」というのですが、私にはハッキリ聞こえました。
だからね、私は自分の体が動かなくなるまでこの仕事はやめるつもりはないんです。たとえ生徒さんが一人になっても、絶対にやめません。だって、神様からいただいた仕事だから。
私にとっては、これが使命なんです。
たとえ、それは絵を描くことじゃなくてもいい。なにも制限のないこの場所で、ただ子どもたちが自分の好きなことを見つけてほしい。
そんなちーちゃんのお絵描き教室に通っているこどもたちは、将来どんな大人になるんだろう。
まだまだvol.3に続きます。
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