写真展 in 戸田
〜ミャンマーの日常〜
@ M’s 877 (沼津市戸田)
2021年2月1日、わたしたち日本人にとってあまり馴染みのない国”ミャンマー”で軍によるクーデターが発生。それから約1年経過した今も、ミャンマーの人たちは軍による無秩序な統治下、日々市民は壁にぶつかり、生活は困窮を極めています。
そんななか、沼津市戸田にある”Ms’ 877 (エムズバナナ)”で、「写真展 in 戸田 〜ミャンマーの日常〜」と題して、現在、写真展が開催されています。
(写真展 リーフレットより)
この1年、テレビや新聞でミャンマーという国名を見聞きすることが増えました。
発端は昨年2月1日、軍が民主化の象徴であったアウンサンスーチーさんを突然拘束。それは、市民にとって衝撃的なことであり、今後、自分たちの行動や発言の自由もすべて奪われてしまうか もしれないという大きな不安にかられた瞬間でした。
このため市民は自由と平和を取り戻そうと、軍に対して非暴力で訴え、国際社会もこれを平和的に解決しようと試行錯誤しました。しかし1年経った今も状況は変わらないばかりか、むしろ経済の低迷から食料が不足するなど市民の困窮は深まっています。
こうしたなか、穏やかで素朴な本来のミャンマーを見ていただきたく、ミャンマーを愛し、写真を撮り続けてきた川口敏彦さんと亀山仁さんのご協力を得て「写真展 in 戸田∼ミャンマーの日常」 を開催します。
主催者の戸村桂子(とむら・けいこ)さん。
自身もNHK英語ニュースの経済部門で発信をされいてるジャーナリスト。2021年、沼津市戸田に移住し、週末はM’s 877(エムズ・バナナ)でオーガニックバナナジュースを販売、ゆったりとした戸田の生活を楽しんでいます。
子供の頃にテレビでみた難民の映像が忘れられず、「いつか私も実際にこの場所に行って、現状をみてみたい」と思ったことが、現在のジャーナリズムの世界にはいったきっかけなんだそうです。
ー今回の写真展のカメラマンとは、どのように出会ったのですか?
私は以前から、東南アジアの”孤児”を支援する活動をしています。そんななか、ミャンマーで医療活動を通して市民を支援をする団体のサポートしていた時に、今回、写真を提供してくださった亀山仁さんに出会いました。彼も同じ団体を支援されていたんです。
亀山仁(かめやまひとし)氏:
2005年からミャンマーを訪れ撮影。ミャンマーの魅力は、敬虔で穏やかな人たちと美しい風土にあり、写真を通してそれを表現することが、自分がミャンマーの人たちから受けた優しさへの恩返しだと語る。
フリーカメラマンの川口氏とは、彼がM’s 877にお客さんとしてバナナジュースを飲みにきたのがきっかけで知り合ったのだそう。(川口氏は伊豆市土肥在住)
川口敏彦(かわぐちとしひこ)氏:
元読売新聞東京本社写真部。2016年3月アウンサンスーチー率いる新政権が誕生したミャンマーへ移住。1年半にわたりバイクでミャンマー全管区、全州を回り、「ミャンマーの民主化元年」を撮影。アジアのノスタルジーをテーマに撮影を続けている。
特に大きなことは望んでいないんです。
ただ、この写真展をとおして、一瞬でも海で繋がっているこの美しい国に思いを馳せてもらえれば、それで十分。
ミャンマーのひとたちは、本当に素朴であったかい人たちばかりなんです。
そう話してくれる桂子さんの笑顔がとても素敵で、一瞬、ミャンマーの土の香りがしたような気がしました。
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オーガニックバナナジュース M`s 877(エムズバナナ)
沼津市戸田566ー1(戸田漁協直売所から土肥方面におよそ150m左手)
開催日:2月と3月の土日および2月11日、3月21日 11時∼16時
☆急な変更もございますので、メール(hedabanana@gmail.com)またはインスタグラム (ms_877_)のDMでお問い合わせくださいませ。 ☆感染症予防対策のため、マスクを着用の上、会話をお控えくださいますようお願い致しま す。また、体調の悪い方は申し訳ございませんが、ご遠慮くださいますようお願い致します。