いわなみオシャレプロジェクト
駅編
by FCRUM
with DiamondCube @岩波駅
vol.2
(Vol.1はこちらから)
「駅の休憩所にゴミが捨てられてしまうのは、サミシイ雰囲気がそうさせてしまうのかもしれない。それなら、温かくて居心地のよい空間にすればゴミを捨てる人はいなくなるかも?」
そんな仮説のもとに立ち上げられたこのプロジェクトは「いわなみオシャレプロジェクト」と命名されました。
ちなみにこれは、プロジェクト前の岩波駅の休憩所の様子。ここで休憩をしている人の姿はあまり見られず、床にはゴミが捨てられていることもありました。
プロジェクトの内容についてミーティングをするメンバーたち。お互いのアイデアを持ち寄って、少しずつみんなの思いがかたちに。
プロジェクトリーダーは、沼津市地域おこし協力隊の郷内高志さん。みんなにDiamondCubeの作り方を丁寧に伝授してくれました。
「なんとかあの駅を安心安全でワクワクした空間にしたい」という思いで、本当に多くの人たちがこのプロジェクトに参加しました。
新しい休憩所を思い浮かべながら、みんな夢中になって思い思いの絵を描いていく。
仲間と協力しながら、少しずつ出来上がっていく DiamondCube。
休憩中に飲んだ南富士山ソーダは、なんだかいつもより美味しくて。
そして、ついに完成!
いよいよ駅へ。
みんなが作ったDiamondCubeが集結した瞬間。
世界にひとつしかない、DiamondCubeたち。
殺風景だったこの場所が、一瞬で夢いっぱいの場所に。
これまで全く気にも留めなかった場所が、特別なまちの風景になるなんて。
プロジェクトリーダーの郷内さんと、いわなみキッチンの井口さん。彼らのアイデア力と実行力、そしてなにより”想い”がなかったらこの場所の実現はありえなかった。
そして、何日か過ぎたある日。
井口さんは、そこに座っていた男性に声をかけられる。
「ここ、本当にゴミが無くなったね」。
その方は、毎日の散歩コースの休憩スポットとして岩波駅の休憩所を活用していて、すぐにこの場所の変化に気づいたそうです。
実際に、みんなで作った60個のDiamondCubeを設置した後は、本当にこの場所にはゴミが捨てられなくなりました。そして、この場所で本を読んだり、電車の待ち時間に寛いでいる人たちの姿も見られるように。以前には想像もできなかった風景です。
誰かの想いが、みんなの日常の風景を素敵なものに変えていく。
ここ、岩波駅では、そんな素晴らしい循環が起きているようです。
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